2024年4月25日 総合生涯学習センター
【概要】
発生から約4ヶ月が近づく能登半島地震。「初動期」を過ぎ、「応急対応期」へと移行しています。ライフラインの復旧などに長い時間を要していますが、被災者は家屋被害が軽少であれば自宅に戻り、仮設住宅の建設で新たな住まいを得たりと、徐々に日常を取り戻すフェーズに入っています。そのような中、これまでとは異なる、現在の日本社会の姿を浮き彫りにするような課題も浮かび上がります。
この災害を通して学び、これからの備えに繋げるべきことはなんでしょうか。被災する以前の今、対策できることや改善できることを知り、身の回りで実践していくことが大切です。
今回の定例会は、能登半島地震からの学びを通じ、私たちがこれから実践すべき備えについて、みなさんで意見交換する機会とします。ご参加をお待ちしています。
企画担当:松尾紀明(関西そなえ隊幹事)
話題提供者
前川良栄(防災企業連合 関西そなえ隊 事務局)
『令和6年能登半島地震における福祉施設の状況』
被災地で避難所的な役割を担った福祉施設について、現地に調査に入り取材した事例から紹介します。
平林英二(人と防災未来センター)
『復旧遅延の水道。我々は水についてどう備えることができるか』(予定)
被災から3ヶ月を経ても水道が復旧しない状況が見られます。このような事態が現実になることを想定し、私たちはどう備えることができるのか等を考えます。
松尾紀明(ラポール株式会社)
『「知っている」から「できる」へのマインドチェンジ』
トイレの課題やマンションなどの建物の話題を中心に、これまでの災害を振り返り、想定外を想定内へと変えていくことについて考えます。