多様性の視点から考える。
2021年10月27日、定例会が終了しました。 そなえ隊幹事である松尾紀明氏による講演でした。 社会全般において「多様性への配慮」が重視され、様々なシーンでしっかりとした対応が求められるようになりました。 災害被災時の、避難行動や避難所運営においても同様です。「誰一人取り残さない」というSDGsの観点からも、災害対策、防災・減災において、一人ひとりのいのちと尊厳を守るために、多様性への配慮が求められます。 避難行動や、フェーズごとの避難所が、誰にとっても安全安心であるためには、どのようなことが大切になるのでしょうか。 課題について項目を挙げて見える化を行いました。 年齢、性別をはじめ個別の事情により、必要な住環境、物資、ケアが異なります。 多様性に配慮した対応・考えられる課題について、参加者と意見交換を行いました。
課題の見える化
・避難所におけるストーカー問題
・下着を盗んだり、盗撮しているモンスター避難民への対応について
・避難所で大人の中でのいじめ、地域でのいじめ
・トランスジェンダーによるトイレ問題
・目が見えない人、耳が聞こえない人などの要配慮者対応
・夜中の乳幼児の泣き声の対応
・乳幼児や大人用おむつなどの避難所での臭い対策
・女性用品や女性用の下着の備蓄と相談窓口について
・寝言やいびき、電気の消灯すべきかどうかなどの生活の課題
・ヤングケアラーへのサポート
・避難者が避難所をSNSで記事をアップする際の個人情報問題
・避難所でのペットとの共生
・避難所でのストレスのケア
・性犯罪への対策